冒頭の画像、今年2月に勤め人を辞めた初日に書いた、下手な「書き初め」です。汚い字を恥を偲んで人様の目に晒すには、ちょっとした事情があります。

会社を辞める1ヶ月ほど前、「わざわざ(高くはないけど)安定した収入を捨てて独立するのはおかしいんじゃないだろうか?家族を食べさせていけるだろうか?」と心細くなった時期がありました。

在籍していた会社に大きな不満があるというわけではなかったし、どちらかと言えば海外に出してもらったりと世話になったところでした。

分かっていたんです。環境が変わることへの漠然とした根拠のない不安だということは。
だけど、なんとなく答えが欲しくなって、読み返した本に書いてあった台詞が目に入りました。

「答えはいつでも目の前にある。知りたいことを心で念じて目を少し閉じてみる。そして目を開いたら、注意をして周りを見てみる。目に入る景色や本の一文、テレビ・ラジオからのメッセージを通じて答えは飛び込んでくる。」

そんなような内容だったと記憶しています。

で、勤務時間の昼休みに入った刀削麺の店で目を閉じてみました。

目を開いた時にテレビでやっていた番組は小堺一機さんの「ごきげんよう」で、書道家の武田早雲さんがコメントしていました。恥ずかしながらテレビをあまりみない私は、始めて知った人でした。

「僕はサラリーマンを辞めて独立する時に決めたことがあるんです。それは”楽”をするということ。とにかく毎日を楽しむことだって決めて、それを書にしたんです。」
「プロは力を入れないんです。いや、力を抜かないと本領が出てこないんです」

稲妻が背中に落ちたような衝撃でした。

「力を抜いて、目の前のことを楽しんでいこう。そして必ず毎日新しい知識を手に入れよう。」

と心に決めました。

で、忘れっぽい私は武田さんを見習って、書いて残して置いたほうが良かろうと思い、久々に筆を取って書いてみたのが冒頭の筆書です。
「初心」が思いついたのですが、どうせなら「新」を入れて自分で字を作ってしまおうと思った末の字です。

もう数ヶ月か経ってしまいましたが、こんな下手な書でも世の中に発信すれば、自分の意思を変えない力になるのでは無いかと載せる次第です。

いつまでも初新を忘れませぬように。。。


TORU_COCOSTA
TORU_COCOSTA

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