ドル円の動きを見る際に米国株式の指標SP500を参考にすると、面白い画を見ることができます。

本日は米国雇用統計(NFP)と市場インパクトの大きな指標の発表がありますが、市場が「見ようとしている」ドル円相場の値動きをSP500との関係性から説明してみました。

ドル円チャート vs SP500:

ドル円のチャートの上にSP500の値動きを重ねてみると、SPXが先に上げドル円が後から追いかけるというパターンを繰り返していることが分かります。ということは、今後もこのパターンが繰り返す可能性が高いと想定することもできます。

ドル円がSPX500を後追いしている事例

ドル円がSPX500を後追いしている事例

SP500は高値更新中:

ではドル円に先行して動くSPXは今何をしているのか?日足レベルで見ても高値を更新してきていることが分かります。

SP500は高値更新中

相場参加者の目線はドル円高値更新:

ドル円はSP500を追いかける。現在のSP500は日足で高値を更新。つまり相場参加者の目線は、いつドル円が新たな高値を更新しにいくのか?という材料を探していることになります。

相場参加者の目線はドル円高値更新

相場参加者の目線はドル円高値更新

ポンドドルも米ドル買いを再開:

他のメジャーペア代表であるポンドドルを見てみると、これも日足でハーモニックが完成した場所から綺麗な反転を見せ、米ドル買いを再開しています。こうしたドル買い圧力は当然ドル円ペアにもプレッシャーをかけていきます。

教科書通りに米ドル買いを再開したポンドドル

教科書通りに米ドル買いを再開したポンドドル

今回のようにドル円だけが出遅れているような場合、相関関係にある他のペアや銘柄の動きを探ることで、市場参加者が見ようとしている画を探すことができます。そして、そうした画と指標とが合致したとき、大きなプライスアクションが引き起こされることになります。

さて本日の雇用統計は間もなく発表ですね。

それでは、ハッピートレーディング!


TORU_COCOSTA
TORU_COCOSTA

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