世界で2位の経済力を持ち目に見えて影響力を強くする中国ですが、「人民元ベースのゴールド価格が発進」のニュースに驚き、速報でシェアしてみます。

オリジナルの記事は(→こちら:ロイター4月13日英文)

今のところは英語版でしかリリースされていないようなので、ザーッと訳しておきます。

 

中国人民元建てのゴールド価格ベンチマークが主要18社でローンチ・・・情報筋より

中国のトップ銀行、ゴールドの採掘業者、さらに最大の宝飾販売店ら18メンバーは、新しい人民元建てのゴールド価格ベンチマークに参加すると詳しい関係筋からの話。

4月19日のローンチに合わせ、2つの海外銀行もベンチマーク設定過程に参加し、中国をゴールド価格の基準にすべく大きな一歩を踏み出す。

中国はゴールドに関して世界で最大の生産国であるとともに、最大の輸入国かつ消費国でもあるにもかかわらず、米ドル基準で決められるゴールドの価格で国際取引せざるを得ない状況に歯止めをかけ、その大きな市場力はゴールド価格に影響を与えてしかるべきだと信じている。

人民元建てのゴールド・フィクシング価格が、ロンドンやNYの圧倒的な価格決めの地位を即座に脅かすことはないだろうが、究極的にはアジアにより大きなパワーを引き寄せることになるかもしれない。もしも中国元が外為市場で流動性を持つようになれば、さらにその可能性は高まる。

中国の主要銀行10社はメディアへの発言権が無いとしてコメントを差し控えている。

以下略

すでに中国はLME(ロンドン・メタル・エクスチェンジ)も買収済み。世界の金属価格は中国の影響から逃れられない状態になっていて、着実にコーナーを抑えてきている感が否めません。

ゴールドといえば、昔はロスチャイルド家がロンドンでの値決め(フィクシング)をしていたものの、今は電子ベースが主流となりました。

その電子ベースをLMEの買収で抑え、次は米ドルの覇権を狙うというところでしょうか。国家規模から考えれば、当然の流れといえるのかもしれませんね。

そうなれば、外為市場でも人民元がボスの座を狙うことになるかもしれず、4月19日からの人民元建てベンチマークには目が離せません。

こうした時代の節目感がゴールドへの注目を集めさせている要因の一つかもしれませんね。

 

お知らせ:

今年1月にセミナーを共同で開催させていただいた吉中氏のブログに、ゴールドの値段を見ていく具体的な方法が公開されています。機関ディーラーが何をどうやって見ているのかが無料で公開されています。必見の情報ですので、こちらでシェアしておきますね。

CFTC

 

引き続き、ハッピー・トレーディング!!


TORU_COCOSTA
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