2:8の法則で乱世の英雄を見つける|今のヒーロー銘柄は?

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乱れた世で活躍し時代を変える人物を、「乱世の英雄」というようですね。当記事では、2:8の法則でマーケットの英雄を見つける方法を明らかにするとともに、今のヒーロー銘柄まで公開してみます。


さて2:8というと、「パレートの法則」で有名です。

ビジネスでは2割の顧客が8割の売上に貢献しているとか、営業成績では2割の上位セールスが8割の利益を出すとか、いろいろな場面で引き合いに出される言葉ですね。

この法則、相場にも当てはまります。一言にまとめると、これです。

8割の値動きは2割の時間で起こっている

今年であれば英国の離脱選挙や、トランプ大統領選出のときのマーケットなどが2割の側でしょうね。

鳴門の渦潮の中に落ちて、海の下でグルグルに回されながら、もうどっちが海面なのか海の底なのか、わけがわからなくなるようなマーケットです。

橋の上から見ていれば他人事で笑って終わりですが、ポジションを持ち渦の中に入ってしまえば、海面に戻ってきて生き延びるだけで必死というのが正直なところかもしれません。

そして、この渦潮に巻き込まれたようなマーケットこそ、2割の時間で8割の値動きを作る「乱世」だと言うことができるでしょう。

 

ヒストリカルが効かなくなる

こういう「乱世マーケット」の特徴は、通常のときには機能をするロジックが意味をなさなくなることです。つまり、ヒストリカルが通じなくなってしまうということです。

そして事前に乱世がわかっていれば、マーケットの外側に避難しておくなり、身軽にした上で乱世に飛び込んでみるなり、対策を考えることも可能です。

ただ唯一の問題は、8割の値動きが2割の時間で起こるような乱世は、後になって振り返ってみたときにしか「乱世」だったと分からないところですね。

それでも、自分が立っている相場が2割の乱世なのか?8割の平常なのかと問いかけることは有効です。

なぜなら、2割しかない時間にヒストリカルが効かないことで頭を抱え、変化を認めはじめたころには、もう2割は終わって平常運転に戻ってしまっているからです。

だから、今は2割か8割か?常に問いかけ続けることは、状況の変化に早く対応するために有効な手立てかもしれませんね。

 

今の英雄は?

師走に突入した今のマーケットで英雄と言えば、、、もう一つしかありません。原油です。そう、オイル。プーチンさんが出てきてOpecが出てきて、新聞で見ない日は無いやつです。

ちなみに、12月2日に書いた記事の巻末に、こんなスクリーンショットとコメントを載せていました。

原油はどこに行くんでしょうか?まったく野獣・・・一日で$4.5の動きって、ユーロ円なら1200pips分です。クレイジーです。

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51ドル中盤に値段が座っているのがわかりますね。(青線の方は、「プロの取引を学ぶコミュニティ」で学べますので、ご興味のある方はどうぞ)

そして12月5日の原油スポットチャートは、こんな感じです。

cl2

51.52から53.12ですから、$1.6上がってますね。この$1.6、小さく見えますが、ドル円に換算すれば今のレートで354pipsの値動き・・・メガトン級の破壊力です。原油が今の英雄であることだけは間違いがなさそうです。

今年も残りわずかですね。楽しんで行きましょう。

ハッピー・トレーディング!!

About The Author

佐々木徹 (ささきとおる)

欧米式のトレード方法を紹介する「ココスタ」運営責任者であり、現役トレーダー、起業家、マーケティング・ストラテジストでもある。米国テクニカルアナリスト協会公認資格CMT検定1級を保持。2100名を超える受講生をもち、2014年にはUdemyで日本人初のトップ15講師入り。株式会社ファム代表取締役。講義一覧はこちら。