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学ぶことは金がかかる。だが学ばない方が高くつく。

お金のない学生時代、なけなしの20万円を出して平凡な2つの言葉を買ったことを思い出させてくれたのは、偶然フェイスブックで知人がシェアしていたこのフレーズでした。

どうしても頭が良くなりたい、という稚拙な欲望を持っていた当時の私。

本屋で「頭の回転が4倍速くなる方法」なる書籍を見つけ、著者が主張する「4倍速でテープを聞く」方法に興味を持ち、結果的に20万円のローンを組んで機械を購入しました。

その時に一緒にセットで付属していたテープは、いかにして社会のトップ5%に入るかというものと、どうやって富を築くかという、普通に本屋で見れば買わないであろうタイトルのものでした。

とはいえ20万円は支払い済み。何が何でも元を取るしかないという気持ちで、1日1時間半くらいを4倍速リスニングに充てました。

外出先でも聞こうと、4倍速再生の音声をテープにダビングして持ち歩き、携帯プレイヤーでそりゃもう聞きまくりました。

結果的に頭の回転が速くなったかは分かりませんが、早口にはなりました(笑)

その20万円で買ったテープの中で、今思い返せば自分の背骨になった考え方が2つあります。

  • 大成功している人は好きなことを仕事にしている。報酬をもらわなくても良いと思えるほど好きなことを見つけ、それに没頭することだ。

  • まわりの人が冷たいとか親切でないと思うのであれば、自分の行動を見直すことだ。他人のあなたに対する態度は、あなたが周りに対して取っている態度そのものなのだ。

これらのフレーズは目新しいものではなく、今本屋に行けば百円で買える中古の本に書いているようなことです。

倍速再生なども、今はYouTubeで無料です。

じゃあ当時、百円を払って同じ言葉に出会い、無料倍速で聞いて同じ学びを得られたかと自分に問えば、正直なところ分かりません。

多分「元を取ろう」と思わない分、すぐに忘れてしまっていたでしょう。

飲み屋と交通量調査のバイト半年分を突っ込んで買ったからこそ、本気で身につけようと思い、気がつけば自分の一部になっていたような気がします。

私たちは全て交換の世界に生きています。

なんとなく普段買っている野菜や日用品も、JPYとの交換です。

キュウリを買うのではなく、キュウリ/JPYのペアをロングしているのです(笑)

だから私の場合、2つの言葉を買ったというよりは、「2つの言葉/JPY」で20万円分のロットを突っ込んだということになります。

ポジションが大きかった分、効果も大きかったのでしょう。

早めにポジションを立てた分、スワップもついたかもしれません。

気がついたら、好きで好きで仕方ないトレード&チャート分析&プレゼンで生計を立てるようになっていました。

受講生の方やサポートしてくれる方にも、たくさん恵まれるようになりました。

ありがたい話です。

だから、この20万円分のロットはホールドしたまま、墓に持って行こうと思います。

またまたFXと無関係な話ですね。

気にせず、、、ハッピー・ウィークエンド!!

追伸:
とはいえ、その機械は置き場所がなくヤフオクで売ってしまいました。2つの言葉だけ頂いておきます!


TORU_COCOSTA
TORU_COCOSTA

40代からの自由な時間と収益を作るトレード教育を行っています。ビットコイン / ゴールド / 外国為替 の取引方法が学べる「ココスタ」運営(受講生4,800名)。現役トレーダー / 米CMT検定1級保有 / ビットコイン研究所ライター / 株式会社ファム代表取締役。受講に関するご質問など、気軽にお問い合わせください。

    1 Response to "20万円で買った2つの言葉"

    • 佐々木徹 (ささきとおる)

      メルマガで記事を配信したところ、ロゴのリンク先がこの記事ではないセミナー案内のページに行ってしまいました。スミマセン。4倍速のせいです。

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