ポジポジ病を解決する「オフ・ザ・ポジション」とは?

ずっと「持って」いないと相場に置いて行かれそうで不安で仕方がない・・・ポジポジ病を克服する「オフ・ザ・ポジション」の考え方とは、どのようなものなのでしょうか?

私自身の経験談も交えて、書いてみたいと思います。

半分の時間でダブルスコア

サッカーでゲームメイクをするのが上手なプレイヤーは、自分がボールを持っていない時の動きに特徴があるそうですね。

上手にスペースを突いたり、ボールを持つ仲間が動きやすいように敵を引きつけたり。

残念ながら私はサッカーを経験していなかったのですが、高校の時にハンドボールというマイナースポーツをやってましたので、この感覚は肌で感じることがあります。

私が通っていた公立校は、そのハンドボールが強いことで有名で、一つ上の代まで強豪と呼ばれていました。

そして私たちの代で大政奉還に成功!それはさておき。

強いチームに共通していたのは、ボールを持つ時間が短いということでした。

ずーっとディフェンスを粘り強く続けていると、相手がポロッとボールを落としたり、根負けして中途半端なシュートを打ってきます。

その時までディフェンスしながら体力を溜めておき、ボールを奪った瞬間に全力で走り、攻撃疲れをした相手が自陣に戻り遅れるなかで躊躇なく走り込み、そのままシュート&得点という流れです。

だからボールを持っている時間は相手の半分も無いのに、得点は倍くらい行ったりするわけです。

もちろん、相手よりも体力があり、技術もあり、経験も自信もあり、だからボールを取った後の動きを守りながらイメージでき、奪い取ったら後は一気にそれを現実に持っていくという感じです。

では、そのボールを持っていない時間、つまり「オフ・ザ・ボール」の間はプレイをしていないかというと、そんなことは無いんですね。

ずーっと相手がミスをするようにディフェンスして、ずーっと攻撃に移った後のアクションをイメージして、ずーっとチャンスをまっているわけです。

つまり「オフ・ザ・ボール」の間にゲームメイクしているわけですね。だからうちの学校は強かったんです。私の一つ上までは!

 

オフ・ザ・ポジション

私たちがトレードをする中で、現実に取れるアクションは極めて限られています。

極論してしまえば、最後は「入るか入らないか?」だけ。

でも、そのアクションが利益をもたらすか否かは、そこに至る過程で決まってきます。

たとえば5W1Hで考えれば良いかもしれません。「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって」というやつです。

 

◯ どの銘柄を狙うのか?

◯ 何時から何時までを狙うのか?

◯ そこで場を支配するのは誰か?

◯ どのレベルで抜いてくるのか?

◯ なぜ相手はそうせざるを得ないのか?

◯ 入るか入らないかを判断する数字は?

 

例えば上のようなことを、オフ・ザ・ポジション・・・エントリーしていない状態で突き詰めてゲームメイクしておく訳です。

そうしておくと、本当に突然、チャンスが降って湧いてきます。

でも、そのチャンスは事前に準備していない参加者からすると、とても恐ろしくて入れないポイントだったりします。

そうした時にこそ、遠慮なくトリガーを引き、決めたポイントまで反撃を入れたら、迷いなく撤収します。思惑と外れたときもね。

だからポジポジ病に悩んだときには、この「オフ・ザ・ポジション」を思い出せば良いかもしれません。

ゲームメイクが上手なトレーダーは、ポジションを持っていない時こそ真価を発揮しているということですね。

明らかなチャンスが転がり込むまでは持ちたい人に持たせておけばいいよ、結局はこぼれてくるから・・・くらいに考えておくのが、丁度良いかもしれませんね。

以上は、サムネ画像も無いほどマイナーな競技、ハンドボールの元弱小プレイヤーからでした。ハッピー・トレーディング!

About The Author

佐々木徹 (ささきとおる)

株式会社ファム代表取締役。1973年愛媛県生まれ。英国ノッティンガム大学にて心理学を専攻、香川大学経済学部卒業。15年間の日米商社勤務を経て、2014年に独立・起業。同年には米国オンライン教育No.1のUdemyにて日本人初のトップ13講師入り。2,500名を超す受講生にトレードを指導する「ココスタ」運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング・ストラテジスト。ビットコイン取引にも精通し、2016年より英語圏に向け、YouTubeチャネル「Bitcoin Geekend」にて発信。購読者数は現在1,500名を超える。講義一覧はこちら。