必ずここのところ毎日のニュースに出るトランプさん、FBI捜査に横槍を入れた疑いで騒ぎが大きくなってきましたね。その影響からか、相場は大きく動いていますが、よく見ると既に準備は整っていたのかもしれませんね。では、さっそく見ていきましょう!

VIX恐怖指数はスパイク

恐怖指数とも呼ばれ知られるVIX。先日は、フランスの大統領選でマクロン氏が当選したことから、もう底も底をつけていました。

そして本日の下チャートは、出だしから大きくギャップアップした様子です。

さらには、週末の北朝鮮ミサイル発射事件にも反応しなかったゴールドにも引火しました。

1250を軽く破り上昇する様子は、先週一週間のサボりを取り返すような勢いです。

当然のことながら、我らがドル円は円買い一直線。地面に激突しそうな勢いです。

こういうのを見ると、政治不安がパニックを起こしているように思えますよね。

ただ、よく観察をしていくと、トランプさんは単なるきっかけでしかないことも見えてきます。

例えばVIX。2004年からカウントしても、10を切っていたのは6回。連続した日付をまとめれば4回だけです。

そりゃ利食いで買い戻されたとしても、当然ですね。

さらにドル円。ずっと円安で来てますが、日米の物価上昇率を除去した実質の金利差だと、完全に円は買われるのを待っていた状態だったことが分かります。

上の図は円ドルと日米の実質金利差を並べたもの。青線がJPYUSD、茶色線・クレーンの腕よろしく青線を引っ張り上げようとしているのが日米の実質金利差です。

こうした環境が揃った時に何かが相場をコツンとやると、一気に動くという事例の一つなのかもしれませんね。

とはいえ、ある程度の状況証拠は揃っても、忙しいことに変わりはないです。

楽しんでいきましょう。

ハッピー・トレーディング!!


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

株式会社ファム代表取締役。愛媛県生まれ。英国ノッティンガム大学にて心理学を専攻、香川大学経済学部卒業。15年間の日米商社勤務を経て、2014年に独立・起業。同年には米国オンライン教育No.1のUdemyにて日本人初のトップ13講師入り。2,500名を超す受講生にトレードを指導する「ココスタ」運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング・ストラテジスト。講義一覧はこちら。

  • 福助

    平素はお世話になります。
    トランプ相場は逆回転? 興味深く拝見しました。

    なかでも、「日米の物価上昇率を除去した実質の金利差だと、完全に円は買われるのを待っていた状態だったことが分かります。」

    この、日米実質金利差を求める場合についてお尋ねします。
    ①この日米実質金利差とは、日本と米国それぞれの、名目金利-CPI物価上昇率(前年比)で求められた値で良いのでしょうか?
    ②その場合の、名目金利は何年物がベースとなっているのでしょうか?(何年物金利が良いのか?)
    ③ ①の場合、価上昇率は、変動が激しい食品、エネルギーを除く、コアのCPIでしょうか?

    あるいは、上の①~③の質問とは全く違う算出方法でしょうか?
    自身でも算出してみたいと思います。

    名目金利差はTradingviewで簡単に描画できるのですが、実質金利差を確認したい時、参考にさせていただければと思います。レクチャー頂ければ幸いです。
    よろしくお願いします。

    • Toru Sasaki

      福助さま、こんにちは。実質金利は強烈な武器になりますね。

      求め方の方法については、一般的な日米のインフレ率を名目金利から引く流れで間違いございません。

      先日、トレーディングカレッジ内にこちらの算出方法などは講義でアップさせて頂きました。

      もし受講をされていらっしゃるようでしたら、コース内でご質問を頂けましたら、講義の場所をお知らせさせていただきます。よろしくお願いします。