MT4(メタトレーダー)標準のボリンジャーバンドをそのまま使うと、必要性の薄いミドルラインが表示されて使いづらいので、上限と下限の線だけ表示する方法を説明してみました。下の図はMT4標準搭載のボリンジャーバンドを表示したものですが、ミドルラインが描画をされています。

MT4のボリンジャーバンド
MT4のボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの標準設定は、単純移動平均線の期間20から標準偏差2の範囲を表示するものです。ところが実際にトレーダーたちが重視するのはボリンジャーバンドの上限と下限だけで、ミドルラインは意思決定に含まれません。それよりも相場のスピードを見るために使う指数移動平均線(EMA)の方が重視をされるのですが、こちらの期間が21とボリンジャーのミドルラインの近似値であるため、これら両方を一度にチャートへ表示する場合に、2つが重複してしまい、チャートを見づらくしてしまっています。

21EMAと20SMAの重なりが邪魔
21EMAと20SMAが重なり邪魔

意思決定をスムーズにするためにも、使わないボリンジャーバンドのミドルライン(20SMA)は画面から消してしまいましょう。

一番簡単な方法は、カスタムインジケーター下の[Bands]を使う方法です。これをチャート上にドラッグします。

中間線の無いボリンジャーバンドをMT4で表示する

設定画面が表示されるので、「色の設定」一番上の色を[None]にしてやると完成です。

中間線の無いボリンジャーバンドをMT4で表示する2

使わないインジケーターは消して必要なものだけを表示しておくことで、実践で素早い意思決定が必要な際の間違いを減らすことができます。

ボリンジャーバンドの使い方と設定

さてこのボリンジャーバンドですが、相場が上下のバンドにタッチしたら売り・買いサインという説明がされているのを散見します。

100%間違っているわけではないのですが、実際のボリンジャーバンドは相場のモメンタムが変化する予兆を捉えることを目的に開発をされました。

ボリンジャーバンドを使ったトレーディング手法のイントロダクションはこちらからご覧頂けます。

2013-10-21 12-42-18

 


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木徹(ささきとおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名超の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「BitcoinGeekend」では購読者が2,800名を超える。株式会社ファム代表取締役。