日本にようやく帰国、とりあえずのアパート入居が完了しました(嬉)。インターネット回線やチャートを見るマシンも届いておらず、FXから少し離れて管理人雑記を書いてみます。

さて久々に米国から帰ると、文化や慣習の違いに戸惑うことが度々です。二つの異なる国なので当たり前なのですが、日米で違うなぁと感じたことを列挙してみます。

信用審査:

日本で賃貸アパートを借りるときには連帯保証人(or 保証会社)が必要になります。私自身は兄に頼みましたが、米国では各個人に振られている年金番号をアパートの審査部門に伝えれば、過去の支払い遅延や履歴がオンラインで検索でき、リスクの高い人には一般の倍程度の預かり金を要請されたり入居が断られたりしますが、支払い遅延が無い人はすぐに入居でき、簡単です。

逆に家賃滞納が発生した時、米では2週間から1ヶ月程度で退去命令を受けてしまいます。日本の不動産は未払いが「何ヶ月か溜まったりすると保証人に、、、」と寛大なのに驚きました。保証人に支払いを依頼するからという背景はあれど、サービスを提供する側がよりリスクをシビアにコントロールしているのは、、、米国のような気がします。

中古が安い:

米では商品が本来の機能さえ果たせば、中古で少々傷んでいても比較的良い値がつきます。米で最初に買った車は10万マイル(16万キロ)走行済みのマニュアル車で日本では間違いなく価値0の廃車ですが、4,000ドルしました。そして売った時には13万マイル(20万キロ超)と価値無しかと思いきや、2,000ドルで買い手が付いてしまいました。

さて日本で家電を買うのに中古ショップへ行くと、2-3年程しか使っていない家電が安く並び驚いてしまいます。冷蔵庫は元値の1/3。洗濯機は元値の1/6です。こんな良い状態の中古は、米ではまずお目にかかれません。

家電や車は資産ではありません。これらは価値が時間の経過とともに目減りする消費財です。そして一番の目減りは新品を買った直後に発生します。20万円の新品で買った冷蔵庫は、中古屋に持っていけば7-8万円の買取でしょうか?

では新品冷蔵庫20万円は何の価値に対して支払ったものでしょうか?おそらく、下のように分割できるとおもいます。

  • 食料を冷却して保存する機能=8万円
  • 新品という価値=12万円

では「新品」という12万円の価値を分解すると、どんな要素があるのでしょうか?

  • 他の人が触っていない清潔感
  • 自分のみが所有者であるという優越感
  • ちゃんと動作するという安心感・確実性(メーカー保証)

こんなところでしょうか。

実際に機能面で価値があるのは、3番目の保証ですが、最近の中古屋は6ヶ月間の動作保証をしています。期間内に不具合が出れば無料回収して全額を返金するというもので、これが実質的にメーカー保証の役割を果たしています。

ということは、「新品の価値12万円」は「所有感・安心感・確実性」に対して支払っていることになります。
新品を否定するわけではありませんが、(誰も新品を買わなければ、中古品は存在しない!)管理人としては、消耗品の一番大きな減耗損部分は他の人に負担してもらい、自分は実際の機能に対してのみお金を払う中古を選んでしまいます。

誰のリスク?

米国の歩行者は信号が赤でも平気で道を横断します。

理由の一つは歩行者保護が強い米では賠償金が多額になるため、運転側が道をゆずるという実利的なものですが、それよりも大きい理由は、自分の身をどうするかは自分が自分のリスクで判断するという考え方が文化として浸透していることが挙げられるように思います。信号を赤で渡って事故にあえば、それは自分の不注意。そんなことは自分で判断するというプライドでしょうか?

一方の都内。歩行者はちゃんと信号を守り、これはこれでルールを皆が守り事故減少に貢献できる素晴らしいことだと思っていた時です。清掃会社の人が交差点に車を停めてビル内に入ろうとしていたのですが、交差点の感知器が彼らを赤信号で渡ろうとする歩行者と認知して叫ぶのです。

「危ない!赤です!」

とね。

FXで言えば、自分で見つけたSRゾーンとローソク足形状で反転エントリーをしようとしたら、MT4が

「危ない!インジケーターは反転してません」

とか叫ぶようなものでしょうか。

もし私がMT4に叫ばれたら、「そんなことは百も承知だ。自分で判断して行動しているのだから、入力されたオーダーの処理だけしていろ!」とキレてしまうことでしょう。

日本から米に行った時には、店員やセールスマンの客を客と思わない態度に腹立たしさを覚えたりしましたが(日本の店員さんは本当に丁寧です)、逆に日本に戻ってきた時にも色々な場所で違いを感じて面白いことが沢山あります。

日本に慣れるまでの間、この違いを楽しめるかと思うと、今からワクワクします。
※ 2月にはコンピューター一式が米国から届くので、分析動画も気合を入れて作って行きますね。

 


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木徹(ささきとおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名超の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「BitcoinGeekend」では購読者が2,800名を超える。株式会社ファム代表取締役。