よく頂くお問い合わせに、「自動検知ツールだけを使った場合の勝率はどの程度でしょうか?」というものがあります。当記事では、トレードの精度を上げるための活用方法を少し提案をしてみたいと思います。


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カーナビは運転できる?

運転席でハンドルを握る最中に地図を広げたり、視界の悪い夜に見慣れない場所で不安に感じたいという悩みは、カーナビの普及で解消されました。初めて行く知らない場所でも、目的地の電話番号さえ入れたらすぐに検索してくれて、交差点の手前で音声案内をしてくれたりと、至れり尽くせりです。

行き先を教えてくれる便利なカーナビ
行き先を教えてくれる便利なカーナビ

でも、、、カーナビは運転ができません。

どれだけ行き先が分かっても、交差点のグラフィクを綺麗に描けても、処理速度が超絶に早くても、容量が地球上の辞書を全部記憶できるほどあったとしても、やっぱり運転はできません。

並走する歩道から自転車が予告もなく飛び出してきたら?対向車線のタクシーが突然の右折で目の前を超速で横切ったら?左折の瞬間に車の左脇をスクーターが駆け抜けたら?

どれだけ過去を調べ事例を集めても、想定外が起こってしまうと事故につながります。道路を金網で囲い自動車以外は入れない環境ができれば別ですが、それまでは人間にしか運転はできないのではないでしょうか。

検知ツールの精度は素晴らしいものです。またハーモニックパターンが完成してからターゲットをヒットさせるまでの反発成功率が統計上、90%を超えていることも確認されています。

それでも、たとえば5分足でパターンを見つけ10pips程度を狙うトレードに入ったとして、直後に雇用統計の発表があれば、積み上げた利益など一瞬で吹き飛びます。検知ツールは指標の発表まで教えてくれません。

オートハーモニックを開発したプロの方も、あくまで初期パターン検知用として使われ、「機械に見つけさせて人間が決めるのが最強」という前提で運用されています。

私自身も同じで、当ツールを単純な売買サインとしては使っていないため、ツールだけを使った場合の勝率は回答できるデータが無いと(問い合わせのメールには)ご返答をさせていただきました。

カーナビに運転させて目的地に無事に到着できる可能性が仮に90%だとしても、10%で事故を起こしてしまう可能性がある以上は、やはり基本的な運転の方法を講義で学び、車の来ない場所で練習した上で、自分でハンドルを握られることをお勧めしたかったからです。

 

人間と機械の目を使える人が最強です

ハーモニックパターンでのパフォーマンスを高めるには、検知ツールと目視との強みを上手に組み合わせることが鍵になります。

では目視がツールよりも優れた点とは何でしょうか?それはパターン完成前に着地点を見つけられることです。

そして見つけた着地点にアラートを設定しておき、発動したらローソク足の形状を確認してエントリーを検討していきます。

アラートがなるまではチャートから目を離して起き、このような記事を書いたり他のことをして集中力をセーブできます。このようなことは、人間の目視能力でしか到達できません。

では一方で自動検知ツールの強みとは何でしょうか?ひとつ目は、複数のチャートをまとめて監視できる点にあります。

下のチャートは複数ペア(銘柄)を30分足でそろえ、監視をしているスクリーンショットです。① ポンドドル ②ユーロポンド 2つでパターンが完成していることがわかります。目視だと、小さなチャートから瞬時にパターンを読み取るのは至難の業です。

大量のチャートを平行して監視できる自動検知ツール
大量のチャートを一括監視できる

もう一つは、集中力が切れた時にパターンを見逃さない点です。過去に公開した80pipsのライブトレード(→こちら)で使ったパターンは、検知ツールが見つけてくれたものでした。

このように自動検知と目視とを組み合わせることで、事前の対策を講じながら広い銘柄をカバーし、さらに見逃しを防ぐことができます。

パターンを見つけた後には、それがトレードするに値するものなのか?エントリーの方法は?報酬比率は取れるか?他の時間足ではどうか?というチェックをしていき、最後にエントリーの可否と方法とを裁量で決めていきます。

ハーモニックパターン完全版の講義では、こうした一連の判断方法をライブチャートで説明しています。もちろんトレード事例を用いてパターンの強弱を説明したり、受講生質問への回答を通じて併用で効果の上がる手法などもレクチャーをしています。

21時間以上の講義を受講された方は550人を超え、50名の方から平均評価4.6(満点は5)を頂いています。「売って終わり」ではなく、受講された方と共に進化をしているのが当コースの強みだと自負をしています。

長くなってしまいましたが、、、ハッピー・ハーモニック!!

→ ハーモニックパターン完全版 | プロ開発の自動検知ツール付

 

 


TORU_COCOSTA
TORU_COCOSTA

40代からの自由な時間と収益を作るトレード教育を行っています。ビットコイン / ゴールド / 外国為替 の取引方法が学べる「ココスタ」運営(受講生4,800名)。現役トレーダー / 米CMT検定1級保有 / ビットコイン研究所ライター / 株式会社ファム代表取締役。受講に関するご質問など、気軽にお問い合わせください。

    2 replies to "自動検知ツールをどのように活用すればよいですか?|最近の質問より"

    • 吉田兼一

      お世話になっております。
      1時間足でオートハーモニックをたまに確認しますが、
      パターンが出ていてもPRZをオーバーしていつの間にか消えているのがほとんどです。
      正直あまりあてにしておりませんが、

      受講で教えて頂いたABCDパターンが凄い威力です。
      1分足から日足まで時間を問わずバンバン決まります。
      チャートでABCDパターンができそうな通貨を探してはエントリーしております。
      ハーモニックパターンはあまり出現しないので
      デイトレードをメインとしている自分としてはあまり意識しなくなりました。
      ですが、5分足でのABCDパターンだけでもトレンドがでれば
      日に50pipsとか余裕で取れちゃいます。

      ABCDパターンだけの講義を作られても爆発的に売れると思いますよ。

    • 佐々木 徹

      吉田さま

      ABCDパターンの活用、立派なハーモニック使いですね!
      簡単なように見えるABCDでも、どこを一つの波として捉えるかは腕が試される部分であり、練習をされた成果だと思います。

      私もABCDと絡む5-0パターンは個人的に大好きなので、組み合わせて活用をしています。

      講義の中の一つでも収益源につながったことを知り、本当に嬉しく思います。引き続きよろしくお願いします。

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