混沌とした値動きをする相場にあっても、道筋をたどればチャンスを見つけられることがあります。ドル円の今の踏ん張りはチャンスの横顔を見せており、米ドル全般との力関係からドル円ペアの見通しを説明してみます。


4月29日に大きく報道されたニュースは、米国のGDPが予想比で大きく下回ったというもので、米ドル売りを加速させました。

米商務省がこの日発表した1-3月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率換算0.2%増と、2014年10-12月期の2.2%増から一気に減速した。エコノミストらは1%の増加を予想していた。
4月29日のWSJから抜粋 (→原文

下のチャート(クリックで拡大)は、米ドルインデックスがニュースに先立ち28日には主要なサポートラインを突き抜け、29日のニュースで更に大きく下落したものです。同じニュースが出るにしても、相場が向かう方向をサポートする材料が大きな値動きにつながる一つの事例ですね。

ニュース前日にサポートを下抜けしている米ドルインデックス
ニュース前日にサポートを下抜けしている米ドルインデックス

こうした動きを受け、主要な米ドルペアは軒並み米ドル売りに動いたのですが、サポートを割らずに今でも踏ん張っているペアがドル円です。

サポートが破られなかったドル円(4月30日東京時間10時)
サポートが破られなかったドル円(4月30日東京時間10時)

ドル円が出遅れているという考えもありますが、長期的なチャートを見ていると下から強いサポートが上がってきていることがわかり、踏ん張り通す可能性はあります。

サポートが上がってきている(講義内キャプチャ画像)
サポートが上がってきている(講義内キャプチャ画像)

こうした一連の流れとドル円の短期戦略を、講義(→こちら)内『レクチャー125』に、11分30秒の動画でアップしておきました。

それでは、ハッピー・トレーディング!


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木 徹(ささき とおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名程の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「Bitcoin Geekend」では購読者が2,700名を超える。株式会社ファム代表取締役。