FXのレートを見ていて不思議に思うことはありませんか?例えば下のティッカーは米ドル建てのメジャー通貨を並べたものです。

2016年6月6日のティッカー(TradingView)
2016年6月6日のティッカー(TradingView)

なんだか日本円だけ缶コーヒーの値段みたいですよね?そう、実は日本に住んでいる私たちは、「桁のズレた」世界に住んでいるんです。

 

ズレた桁の世界から復帰する方法

では「ズレた桁の日本」で暮らしている私たちが、その呪縛(?)から逃れる方法はあるのでしょうか?その解決方法のためには、まず原因の特定が必要です。呪縛を作っている2つの原因はこちら。

  • 円建てクオート
  • 2桁ずれている

ならばドル円を米ドル建てに変換して、2桁だけ下駄を履かせてやれば解決するということですね。ということで、下に動画を作ってみました。

頭の体操みたいなもんですが、新しい見方の参考にでもなれば幸いです。ハッピー・トレーディング!!


参考: 過去にマイナビに寄稿した関連記事の一部を抜粋しておきますね。

日本人=「ズレた桁の世界」の住人?

ところが私たち日本人は、どうしても世界の値段を「日本円」で捉えようとしてしまいます。よく英語で「英語は英語のまま理解するのが理想!」と言われますが、どうしても最初は英語を日本語に直してから頭に入れないと理解ができないのと同じですね。

では、そういう面倒なことを一切考えなくて良い国はどこかといえば、同じく買い物大好きな米国。当たり前ですが身の回りの買い物も全部米ドルです。りんごは100円でなく1ドル……そりゃそうですね。だからFXの取引を始めたとしても、当然のように米ドルでの値段が頭に入ってくるわけです。

じゃあユーロ、ポンド、豪ドルを使っている国の人はどうでしょう? たとえばフランスに住んでいる人に1ユーロで買える米ドルはどれだけ? と聞くと、「1.08ドル」というふうに出てきます。そう、瞬時に2つの通貨の比率だと理解できる数字です。1.08倍……ですね。

ところが日本で同じことをやるとどうなるか? 1円で買える米ドルは「0.008」ドルとかになってしまうのですが、すると比率という感覚ではもう捉えられない。日本円だけ小数点の位置が2桁ずれているんですね。本来は100円が1円、つまり120円で売っているリンゴが1円20銭とかだと、1.0 USD =1.18JPY とかになるので直感的に把握がしやすいわけです。

逆にいえば、私たちは「ズレた桁の世界」に住んでいることを理解することが必要になります。そこを押さえていないと、「海外の通貨を日本円でお買い物する」感覚になってしまうのです。

→ 寄稿記事の全文はこちら


TORU_COCOSTA
TORU_COCOSTA

40代からの自由な時間と収益を作るトレード教育を行っています。ビットコイン / ゴールド / 外国為替 の取引方法が学べる「ココスタ」運営(受講生4,800名)。現役トレーダー / 米CMT検定1級保有 / ビットコイン研究所ライター / 株式会社ファム代表取締役。受講に関するご質問など、気軽にお問い合わせください。

Leave a Reply

Your email address will not be published.