Photo by Marius Masalar on Unsplash
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仮想通貨と聞けば値下がりするものという認知も定着してきましたね。

年初13,480USDだったビットコインも、11月25日には大台1万ドルが丸ごと抜け落ちて、3,480USDまで下落。きっちり1万ドルです。真面目な通貨ですね。

さてビットコインを始めとする仮想通貨は、このまま0まで下落し消えて無くなるのでしょうか?

先日のYouTube放映では以下のようなコメントが入っていました。

 

 

これは多くの人が共通して感じていることだと思いますし、そうなるかもしれません。

一方では、今がビットコインの底だと考えて買い増しをするクレイジーな人も中にはいます。

決して良い子は真似をしないようにしましょう。

ちなみに、金融庁からの提言で仮想通貨の呼び名をやめて、暗号資産へと変える提言が出ていましたね。

もともとCrypto Currency と呼ばれていたもので、暗号通貨の方が自分は馴染んでいたところでした。「暗号資産」良いじゃないですか!

 

ハッシュレートは崩壊しているのか?

さて、この一年間で「ハッシュレート」という言葉もずいぶんと市民権を得た感があります。

ビットコインの足腰であるブロックチェーンを動かすために投下された計算能力の総量ですね。

このハッシュレートが現在、下落しています。

https://www.blockchain.com/ja/charts/hash-rate?daysAverageString=7

この下落は、ビットコインの価格が下がったために、マイニングの採算が合わなくなったことが大きな要因の一つだと言われています。

仮に「ハッシュレート下落=価格下落の要因」というロジックが正しいとするなら、「ハッシュレートと価格には相関関係がある」という前提条件も必要になります。

では数字を確認してみましょう。単純なハッシュレートだと面白くないので、ここではマイナー収益を考えてみます。

上の図は、本日現在のマイナー収益と同じレベルであった日付をチャート上に表示したものです。

2017年10月15日と同じ収益レベルなので、価格に換算すれば5571USDとなります。

こう比較をしてみると、価格の下げが行き過ぎているのか、それともハッシュレートの下落が更に進んで、値段に合わせに行くのかというところが論点になりそうですね。

そんなハッシュレートが世間の注目を鷲掴みにするなか、以下のような記事が出ていました。

仮想通貨マイニング企業ギガワットが破産申請、地元自治体からは立ち退き請求も(11月22日コインテレグラフ)

https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-mining-firm-giga-watt-files-for-bankruptcy-faces-eviction-in-washington-county

マイニング収益が悪く倒産し、債務が最大で5000万ドルに対し、残された資産が5万ドルしか無いという記事でした。

よほどマイニングが危険なビジネスで、いかに利益が上がらないかが分かる記事ですね。

一方、この記事の数字が間違っていたという記事がコインデスク社から11月23日に出ていました。

Giga Watt Drastically Revises Assets in Updated Bankruptcy Filing

The firm lodged an amended voluntary petition at the bankruptcy court in the Eastern District of Washington on Thursday, stating the value of its assets as being between $10 million and $50 million, far higher than the previously stated $0–$50,000 range.

The admin of Giga Watt’s official customer support channel on Telegram, “Andrey,” said Friday, “50k is an error. Amendment done. Process of filing was in rush. Mistakes in that case happens.”

The firm’s estimated liabilities and number of creditors remain the same as in the previous petition, at $10 million–$50 million

同社は倒産時の資産評価額は、10億円から50億円であり、先に述べられた500万円(全てドル円100円計算)は間違いであったと述べた。

ギガワットの管理者が金曜日にテレグラム上で述べたところによると、500万円の資産評価額は誤りであり、書類の修正は完了したとのこと。破産申請を急いでいたので間違いが起こったようだ。負債額は変わらずとのこと。


そうです。「急いでいたので間違いが起こった」のです。

この一年間で多くの人々がビットコイン価格にハッシュレートが多大な影響を与えると知りました。

さらに直前には、ビットコインキャッシュの「ハッシュウォー」が起こり、ビットコインの価格は地すべりを起こすように崩れ、だれもがハッシュレートの動向に注目をしていたタイミングに出された記事です。

このGigaWattの業態を確認すると、顧客にハッシュを貸し出してマイニングさせるものでした。ただし今年にはいってからは業績が低迷し1機しか動いていなかったということ。

つまり、GigaWattが倒産しても、ハッシュレート全体への影響は0です。さらに破産したと言っても、資産と負債とはバランスしてるのです。

偶然は重なるものですね。

 

さて冒頭で42万円でビットコインを買ったという話をしました。これが正しいかどうかは歴史が判断をすることですが、その根拠は知っておいても良いかもしれませんね。

先日のクリプト通信では、以下のライブ配信を行いました。

○ ビットコインを3700USDで買った理由

○ ハッシュレートから生成した売買シグナルの着地点が3839

○ 時間軸の着地点も同一

○ COTレポートのポジション動向と取組高から着地点を見つける

○ 時間と金利と曜日の重なり

「週刊クリプト通信|暗号通貨に翻弄されるのは今日で終わり 」

https://direct.cocosta.jp/p/crypto-roundups

ご興味ありましたら、どうぞ。

 


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木徹(ささきとおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名超の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「BitcoinGeekend」では購読者が2,800名を超える。株式会社ファム代表取締役。