暗号通貨の老舗取引所である米国ポロニエックスが、サークル社(ゴールドマンサックス出資あり)から430億円で買収されることとなりました。

この買収、私たちにも大きな影響を与える一歩へと繋がりそうです。サークル社の創業者が語るビジョンから考えてみましょう。

 

次の10年で、従来型の金融資産はすべてトークン化をされる。

そして、暗号通貨を動かすブロックチェーン上で”仮想権利”として取引をされるようになる。

不動産から自動車、自宅、特許、株式、美術品など、すべての所有権は小さなデジタル情報として、それぞれのオーナーが保有するようになる。

それらの多くは、スマートコントラクトで定義されたソフトウェアを経由して、配当を出すようになるだろう。

このトークン化された未来は、小口投資家にも新しい資産へのアクセスを可能にするだけでなく、取引や投資に関わるコストも激減する。

Fortune誌(こちら)の抜粋

参考:米サークル 取引所大手ポロニエックスを約430億円で買収(コインテレグラフ)

 

これまでは「既存の金融 → 仮想通貨への資金流入」が注目を浴びていました。

ところが、サークル社が米国で適切な規制のもと、ポロニエックスの運営を行っていくのであれば、違った絵が見えてきます。

それは「トークン化で発生する資金が既存の社会に逆流していく」姿です。

だからこそCFTC&SECは暗号通貨市場に好意的なのでしょう。

関連記事:ビットコインは$6,105で底打ちか?SEC公聴会サプライズ(2018年2月7日)

よく「ストックのフロー化」といいますよね。資産として積まれていたものが動かせるようになることで利益が生まれる。

たとえばヤフオクから始まった個人間のオークションもそうでした。

家で寝ていた不用品の「所有権」を個人間で交換することで、新しい収入を得る個人が大量に生まれましたし、事業化で成功する人も数知れず。

同じように、私達が買ったきりで寝かしている「所有権」。

これらをデジタル資産として、市場で売ったり買ったりできるようになるということです。

すでにエアビなどで主流なシェアリングエコノミーを進めた姿ですね。

でも、この所有権はハードウェアにとどまらないでしょう。

個人の信頼や人気に値段が付くValue、才能ある人々の時間を買うタイムバンクなども、その先駆けでしょうね。

それらがすべてトークン化されて自由に取引をされる、つまり「なんでも取引できる」準備が整い始めてきたのでしょう。

サークル社は色々な事業に手を出したり引っ込めたりしながら、ここまで来ています。

最初は「ビットコインのPayPalに」、次にSNS上でのペイメントサービス、個人間決済からビットコインに戻る、、、というような。

良く言えば機を見るに敏、言い方を変えれば風見鶏です。

そうした会社が老舗の米ポロニエックスを買収したということは、法的な規制がクリアできるという判断があったのでしょう。

こうした暗号通貨に押し寄せた血液を、より広く世間に戻していくシステムが出来上がれば、既存の社会にもベネフィットは大きいですね。

 

最後に「ビットコインは詐欺だ」発言で有名なJPモーガンJamieDimon氏。彼に関して聞かれたサークル創業者の回答は名言です。

1990年台のシアーズ(日本でのダイエー的な小売店)CEOが誰かは知らないが、おそらくそのCEOは当時、ネットショッピングなど考える価値もないと述べていたんじゃないか?おそらく20年もすれば、だれもJamieDimonという名前など知らないはずさ。

「未来は目の前にあるが均等に広がっているわけではない」とは1984年にウィリアム・ギブソン氏が小説内で書いた名言。

いつの時代でも、未来に対してはオープンにありたいものですね。

 

本日のビットコイン(&お知らせ)

100万円を一時的に割っていたビットコインも、勢い良く上昇を再開させています。

オリンピックも終わり、注目が戻ってきたのかもしれませんね。

ところで今回の100万円割れの安値ゾーン、実は事前に確定をしています。

 

こういうと、「嘘でしょ?怪しい」と思われる方も多いでしょうね。でも事実なんです。

もちろん、オリンピックに釘付けになっていた人たちが、取引に戻ってきたという要因もあるでしょう。

サークル社がポロニエックスを買収したことも値上がりを強めた要因でしょう。

ただ、その前に値段がボトムを打つタイミングは確定しています。

だから自分は以下のようなツイートを26日に入れました。

長期ホドラーとしては、買増しにも丁度良いタイミングでした。

もちろん「いつでも絶対に成功するリスク0の方法」という訳ではないです。

それでも、数字の積み上げにストーリーを載せてやると、単純すぎる事実が浮かび上がることもあります。

チャート内で囲った安値の部分は、そうした「単純な事実」から特定したもの。

「ビットコインで国境のない富を築き守る完全ガイド実践編」内で公開しています。

ビットコインで国境のない富を築き守る完全ガイド実践編

 

無理なく暗号通貨を運用したいスマートな投資家の方、今すぐさらなる成果を出してエンジョイしていきましょう。

ハッピー・トレーディング


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木徹(ささきとおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名超の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「BitcoinGeekend」では購読者が2,800名を超える。株式会社ファム代表取締役。