ビットコインはしばらく見なかったような上昇を見せつけていますね。

この上昇を見ながら、頭によぎるのは「アルトコインどうなるの?」という点ではないでしょうか?

まず現状のビットコイン市場占有率を確認しておきましょう。現時点で61%と他のコインを圧倒していることが確認できます。

ヒストリカルで見ると下のようなイメージですね。

ビットコインと市場占有率(下の折れ線)

現状は2017年11月頃と同じ占有率となっています。

当時は分岐コインバブルで、毎週新しい分岐コインを取るために市場参加者が保有のBTCを「付けてくれる」取引所に送金し、「付いた」瞬間に早売りをするというゲームが行われていました。

そのころと同じ占有率、つまり「かなり高い」ところに引き上げられています。

あとは直近で配信したクリプト通信コース内のスクリーンショットその後です。

5月8日配信のクリプト通信内スクリーンショットその後

今のビットコイン価格を押し上げているものは、主に以下のような点である可能性があります。

1 たまりに溜まったショートポジションの巻き戻し
2 高金利キャリーとヘッジ増加によるバックワーデーション → 現物枯渇
3 5月10日満期のコールポジション受け手(ヘッジ無し)が買わされている

とくに1と3の「買わされている」ところがポイントです。

※ 3についてはDFさんツイートが秀逸です。


https://twitter.com/dfinvestment/status/1124264041785040896

本日5月10日のオプションカット(日本時間17時だそうです)までに、コールの受け手は受け渡し資金をかき集める必要があります。

おそらく資金を集める方法として「アルトコインを売却する」という方法がとられている可能性があります。

つまり今のアルトコイン低迷は、以下の要因に集約されるかもしれません。

○ ビットコイン空売りの損失を抱えたプレイヤーの資金集め
○ セカンドレイヤー技術でアルトコイン不要のセンチメント

そこで上記のBTCチャートを見てみましょう。

まもなく2018年11月6日に投機筋が本気で売ってきたポイントへとさしかかります。

その時点でロングポジションを抱えて塩漬けにしていたプレイヤーがいたとするなら、明らかに売ってくるでしょう。

また、それを警戒して、BTCの利確売りが出るかもしれません。

いずれにしても、仮にBTCが頭を一旦は押さえられる展開となった場合、資金の一部はアルトに流れる可能性があります。

なぜなら、これだけ既存の株やコモディティが売られている中で、唯一値を上げているのは暗号通貨市場内のビットコインだけだからです。

つまり勢いのある市場から資金が抜けるのでは無く、暗号通貨内で横に移動するイメージです。

とはいえ、溜まったショートポジションは残っているわけで、少しずつ売り手が踏まれて小刻みに値が上がる展開は続くかもしれません。

このままアルトが売られ続けてBTCの占有率が80%に届いてしまうような日が来たとしても、不思議はないですからね。

ただ、この一週間ほどに限っては、「とりあえずのアルト売り」を入れると反発をもらう可能性があるのかなと。

そんな風に感じましたので、こちらにてシェアをしてみました。


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木 徹(ささき とおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名程の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「Bitcoin Geekend」では購読者が2,700名を超える。株式会社ファム代表取締役。