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MT4を開発したロシア人プログラマー達が優れている理由

MT4(メタトレーダー)は世界中で最も利用されているトレーディング・プラットホームで、ロシア人技術者が開発しました。この記事ではMT4のような優れたプログラムを書く技術者(コーダー)にロシア人が多い理由を説明します。 「ロシア人=優秀なコーダー」の背景を分かりやすく説明した書籍に「フラッシュ・ボーイズ」があります。 米国株式の高速トレード(HFT:High Frequent Trading)の内側を暴きHFTへの風当たりを強くしたことで有名な本で、原書からロシア人プログラマーがゴールドマン・サックスで働き始めた後に追憶するシーンを抜粋してみます。 ロシア人はウォール・ストリート内で最も評判が高いプログラマーと言われていたが、セージ氏には理由が分かっていた。 セージ氏含め、彼らは国から無理やりプログラムを学ぶように強要される一方で使えるコンピューターの絶対数が少なく、そのため使える時間は分単位で限定されていた。 だからコードを書くときにはバグが起きないように頭を絞って考え、それを一度全て紙に書き出した後にコンピューターへ入力する手順を身に付けた。 優れたロシア人プログラマーは必ず過去にこうしたコンピューターへ触れる時間が限られる制約の経験を持っており、セージ氏も「紙に書いてから入力」する方法は米国に渡った後でも続けている。 MT4は動作の軽さと、バグの少なさかが利用者の信頼を得て、最終的に最も使用されるトレード・プラットホームに上り詰めました。特に自動トレードをする人にとってバグは致命傷です。 「見た目の派手さなど要らないから、軽くてバグのないシステム」 というニーズの高まりがMT4を押し上げたわけですが、セージ氏の説明を読むと、MT4が優れている背景にも納得できる点があります。 この「軽く」の精神はメタクオート社のウェブサイト(→こちら)にも現れていて、スマホ非対応という時代に逆行をした非常に簡便なデザインです。これもプログラマーの哲学である「軽く」「バグを無く」というシンプルさを追求するためであれば、納得がいきます。   トレードとロシア人プログラマーの共通点 作業へ入る前に事前準備を紙で行う考え方は、トレードに共通する部分があるかもしれません。 私自身は古いタイプのトレーダーで、オーダー入力する際にはターミナルを開く前に指値・ストップ・ターゲットを全部紙に書き出して、ポジションごとに表計算ソフトで投下ロットを計算し、全部の数字が揃ってから入力をしていく方法を取っています。 過去に手慣れた操作端末で反射的に間違ったエントリーをして資金を無くした失敗に学んだものですが、意外と紙に書き出すことは有用なのかもしれませんね。 ちょっとFXとは離れた記事になりましたが、ハッピー・トレーディング!   おまけ MT4つながりで、4月13日にツイッターで流したポンド円バタフライ・パターンと、その後(本日4月14日)のチャートを貼っておきます。 ポンド円は30分足でバタフライ pic.twitter.com/m3arbgEH77 — FXKAWASECHART (@FXKAWASECHART) 2015, 4月 13 結果的にバタフライ完成後に反転し、107pipの上昇となりました。 インジケーターが無料で使える講義は、こちら。  
by TORU_COCOSTA
MT4でフォーマットを移植する方法
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MT4でフォーマットを移植する方法

MT4のデモ口座を破綻したアルパリで使用されていた方も多いと思います。移転で役に立つのではないかと動画を2つアップしました。 ▼ MT4でインジケーターを移植する方法   ▼ MT4で定型チャートと組表示を移植する方法 いずれも、旧のMT4データフォルダ内のデータを移植する手順を説明しています。 それでは、ハッピーチューズデー!
by TORU_COCOSTA
MT4のレイアウトを移植する方法
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MT4のレイアウトを移植する方法

http://youtu.be/vKLXY02WbWw MT4(メタトレーダー)でレイアウトを移植する方法を説明しています。カスタマイズした画面を他のブローカーが提供するMT4でも同じように再生したいという方は、参考にしてみてください。 MT4(メタトレーダー)のレイアウトを移植する方法 ステップ1: MT4のメニューから【チャート】→【定形チャート】→【定形として保存】の順にクリックして、デスクトップ上にテンプレートファイルを保存する。   ステップ2: 移植先のMT4を開き、【チャート】→【定形チャート】→【読み込み】の順にクリックして、ステップ1で保存したテンプレートファイルを指定する。 以上です! 同じステップを動画でも説明しています! 実は過去にBuild600以前の移植方法の記事を書いたのですが、その時は随分と手間が折れました。 参考までに、以前の記事を貼り付けておきます。 ================================== MT4でカスタマイズした画面の設定を、他のブローカーが提供するMT4に移植をする方法です。 読者の方から、ブローカーを変更したのだが、MT4で自分が設定した好みの画面設定を移植したいというお問い合わせを頂きました。 インジケーター自体は、プログラムフォルダ内のCustom Indicator内にあるMQ4ファイルを新しいブローカーのMT4プログラムフォルダにコピーすれば完了なので、比較的簡単です。 ところが、レイアウトの移植には若干の手間がかかります。ということで、Windows7環境でのレイアウト移植方法をまとめてみました。 1.移植したい元のチャートレイアウトを保存します。 2.保存されたチャートのレイアウトフォルダを探すべく、Windowsのスタートボタンを押して、下の検索入力欄にRunと入力→Runプログラムを選択します。日本語環境では「コマンドプロンプト」に該当します。   3.以下のコマンドを入力します; %LOCALAPPDATA%\VirtualStore すると、MT4の設定が保存されたフォルダーが表示されます。   4.このフォルダ内に入り、さらに設定を保存したアプリケーションのフォルダ内にあるプロファイルフォルダまで行き、先ほど保存したフォルダを丸ごとコピーします。   上画面の事例が保存されている場所は、以下の通りです。 C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\OANDA - MetaTrader\profiles 5. 4のステップで見つけた、設定を反映したいブローカーのMT4フォルダ内のプロファイルにフォルダごと貼り付けて完了です。参考までに貼り付け先の場所; C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\新しいMT4プログラムのフォルダ\profiles ウィンドウズのビスタ以前は、この設定フォルダがプログラムフォルダ真下に保管されており発見が容易だったのですが、ビスタ以降はプロフラムファイルの保護目的で別の場所に設定が保存されるようになりました。 ということで、少しわかりづらいステップが間に挟まっていたので、移植方法をまとめてみました。 ================================== 何事も進化をすると分かりやすくなりますね。 それでは、ハッピー年末!
by TORU_COCOSTA
ココスタ~投資で生き抜く知恵はここからスタート
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MT4(メタトレーダー)でフィボナッチの価格表示を設定する

質問:「管理人様のフィボナッチの数値の横に価格が表示されていますが、これはMT4(メタトレーダー)の標準のフィボナッチの機能なのでしょうか?私のMT4では、フィボナッチの数値しか出ませんが、別のフィボナッチのプログラムを使用しているのでしょうか?」 実際のトレードでは価格が表示されてないと使いづらいですね。 管理人のデモ画面はMT4のフィボナッチ表示方法を手動で価格表示されるように設定を行なっています。 それほど難しい作業ではないので、簡単に説明しますね。 MT4のチャート画面でFibを引き、引いた先をダブルクリックして選択します。 右クリックで「fiboプロパティー」をクリックします。 「フィボナッチ・レベル」のタブを表示します。 「説明」部分に「%$」を追加してやります。 管理人の設定では、「38.2 / %$」等としています。 すると、MT4のチャート上でフィボナッチを引いた時、リトレースメントレベルの比率以外に、実際の価格が表示をされるようになります。 上の動画は、実際にMT4でフィボナッチにプライスを表示させる方法をデモしたものです。 それでは、今日もハッピートレーディング!  
by TORU_COCOSTA