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ユーロ円の捉えづらい値動きをクリアにする

ユーロ円の捉えづらい動きの背景は、ペアを【ユーロ・ドル】と【ドル円】に分解することでクリアになります。そして理由が分かれば対応策も明確になります。受講生の方からの質問に回答する形で17分のHD講義を作成・アップしました。こちらの記事では講義のイントロ部分を公開しています。 受講生質問の抜粋です。 「EUR/JPYとEUR/USDとの兼ね合いについて教えて下さい。日足を見ると、2つのペア共にネックライン上抜け後の上昇と似たような動きをしたのですが、今はEUR/USDが下げ、EURJPYはレンジとなっています。(中略)円が高いか安いかが判断の材料となるのか、ユーロは何かくせがあるのか?と思い質問をしました。」 受講生のレベルが上がるに従い質問レベルも上がってくるので、こういう質問を受けると嬉しくなります。取り急ぎ以下をカバーした17分のHD動画講義を作成し、本編内(→こちら)に追加しておきました。 なぜドル円だけ強い値動きを見せているのか? ユーロドルが反発している理由 ユーロ円がレンジに挟まっている理由 複数ペア分析で迷った場合の対処 現時点で分かりやすい戦略を作るには? 【受講生専用のクーポン情報】 Udemy講義後半(通常は一番最後のセクション)に、以下のようなPDFファイルをアップロードしております。この中に、講義をお得に受講できる専用割引クーポンを載せていますので、ぜひご活用ください。 ※ 予告なく終了する場合があります それでは、ハッピートレーディング!
by TORU_COCOSTA
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通貨ペアを使ったトレード

読者の方から、通貨ペアを使ったトレード方法のご質問を頂きました。以下抜粋です(本文記事はこちら)。 ”通貨ペアを利用したトレードの仕方がいまいちよくわかりません。例を上げますが、一つはUSD/CHFでロング、二つ目がAUD/USDのロング。ドルが買われているときこの二つの通貨ペアのポジションを持つことはやはり持たないほうがいいのでしょうか?(竹内様)” 相場と真摯に取り組まれている姿勢が伝わってくるコメントでした。ありがとうございます。 まず最初に通貨ペアの定義を簡単に説明しておきます。 通貨ペアにはドルが前に来ているものと後ろに来ているものがあります。 前に来ているもの USD/JPY*, USD/CHF, USD/CAD など 後ろに来ているもの EUR/USD, GBP/USD, AUD/USD など 2つの通貨を区切っている”/”は分数を意味するので、上側に来る通貨が下に来る通貨よりも強くなれば数字が上がり、逆に下側の通貨が強くなれば、数字が下がることになります。 つまり自分の相場観が「ドル買い」ならUSDが前に来ているペアでロング(買い)、後ろに来るペアでショート(売り)でのエントリを探すことになります。 質問例のペアは USD/CHF(スイスフラン) と AUD/USD(オーストラリアドル)の組み合わせです。前者はドルが前に、後者は後ろに来るペアですから、この場合のは下のようになります。 USD/CHF = 米ドルを買ってフランを売る(ロング) AUD/USD = オージーを売って米ドルを買う(ショート) 実際に2つのペアを重ねたチャートの画面を貼り付けておきました。一方が上がれば、他方は下げていることが見て頂けると思います。 FX戦略の組立は、まずドルが売られているか?買われているか?これを判断(過去記事参照)した上で反対の力関係にある通貨を探し、この通貨間の力関係差をトレードに活かしていくことが前提になってきます。 * 念のため、、、 ドル円は特殊な通貨ペアです。2国間の経済が強く連動していることもあり、相場がドル買いに走っても、さらにそこからドルが売られて円が買われる場合があります。信用収縮が起きている場合などにこういった事態が起こるのですが、これは相場をよく見て判断するしかありません。具体的には別の機会に任せますが、ここでは「ドル円は少し切り離して考える」ということだけ覚えておいて頂ければ良いと思います。
by TORU_COCOSTA
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通貨ペアの相関係数

為替相場の値動きをがペア同士でどの程度似通っているかを表したのが「相関係数」です。FXの相場分析で一番大切なのは「米ドルを買うか売るか?」を判断する(ドルが全て参照)ことですが、一つの通貨ペアがドル売りであれば、他の通貨ペアも同様にドルを売っている可能性が高いわけです。 仮に相場がドル買いの時、USD/JPY や USD/CAD 等のUSDが前に来るペアは上がり、EUR/USDやGBP/USD等のドルが後ろに来るペアは下がります。こうした値動きの相関関係がどの程度近いかを示したものが、Correlation-通貨間の相関係数です。 相関係数が100であれば、全く同じ値動きを示し、-100は真逆となります。一方で0に近くなれば、値動きの連動性が小さくなることをあらわしています。 12月初旬の相場で相関関係が高かった通貨が、AUD/USD(オーストラリア/米ドル)とCAD/USD(米ドル/カナダドル)で、相関係数が▲95.8でした。つまり95.8%の確率で2ペアは反対の値動きを示したことになります。 上の薄グリーンとオレンジのローソクがカナダドル、下の赤と緑がオーストラリアドルの相場です。湖に映った富士山のように、真逆の動きを示していることが見て取れます。(相関係数はここで確認できます) ところが、稀にAUDは売られ、CADも売られることがあります。本来 USD/CADは相関関係から買われるべきですが、一方の通貨がテクニカルポイントに引っかかる事で動きが一時的に止まり、他方が動く間に引っかかった場所で爆発力を溜め込んでいくことになります。 こうした「出遅れペア」を見つけ、溜め込んだ爆発力をトレード戦略に活かすような戦略を立てることもできます。こうした相場のプライスアクションを活用してトレードプランを立てる方法は、迷いが晴れるトレーディングガイドで詳しく説明をしています。
by TORU_COCOSTA