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私はユーロ円を取引しません

日本でも人気の取引ペアであるユーロ円。FXで安定した結果を出すためには、取引しないほうが良い場合があります。見落としがちなポイントを、9分2秒の動画で公開しました。 ※ この記事と動画は、極めて個人的な偏見に満ちた内容であることをお断りしておきます。 ーー 普段から世話になっているセールスの人から電話。 売り込みかと思って出たら、「最近FXをはじめて、調べてたらココスタに行き着いたんですよ。佐々木さんがいて驚いて!」と。 ココスタみたいなマニアックなサイトにたどり着く方が驚きでしょと突っ込みたくなりました。 さて、その方に「何を取引されてるんですか?」と聞いた答えが、表題のユーロ円。 円建ての通貨ペアが身近に感じられるのも、極めて自然な話ですね。 ただ取引の結果を出していくためにも、ユーロ円の成り立ちを理解しておいて損はないかもしれません。 そこで9分2秒にまとめた動画、しかも個人的な偏見が大量に盛り込まれたものを作成してみました。   私はユーロ円を取引しません(YouTube)   参考記事はこちら 2016年にマイナビへ寄稿した記事も参考になるかもしれません。 なぜ日本人はFXで負けるのか? 第1回:日本円が主役ではないという現実 https://news.mynavi.jp/article/losefx-1/ 第2回:帰宅トレーダー vs. ご当地通貨 https://news.mynavi.jp/article/losefx-2/ 第3回:「鬼の言葉」を理解する https://news.mynavi.jp/article/losefx-3/   FXで結果を出すコースはこちら   ハッピー・トレーディング!!
by TORU_COCOSTA
ポンド円をハーモニックで分析
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【公開】最新ハーモニック講義からポンド円他の分析実例

【公開】最新ハーモニック講義から複数ペアの分析実例をアップしました。取り上げているペアは以下の通りです。 米ドルインデックス ユーロドル ドル円 ポンドドル ポンド円 http://youtu.be/qQIoFyMswtk 動画内で言及したページヘのリンク: チャートの起伏から高確率で相場のアクションポイントを絞り込む ▼ ハーモニックパターン・勝てる場所が見える(続編の動画は講義内にアップ済) http://direct.cocosta.jp/courses/harmonicpattern 複数のペアを複眼で分析する方法 ▼ 迷いが晴れるトレーディングガイド http://www.cocosta.jp/trading_guide_clarified ▼ Alpari破綻…鬼気迫るスピーチ(和訳つき) http://www.cocosta.jp/2015/alpariuk-bankrupcy ▼ MT4を扱うFX会社の選び方 http://www.cocosta.jp/2015/mt4-brokers ▼ MT4でフォーマットを移植する方法 http://www.cocosta.jp/2015/mt4-transfer
by TORU_COCOSTA
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ドル円・フラン円の為替相場見通し

ドル円が節目の100円を抜け、クロス円ペアのトレードが視野に入ってきました。直近ではフラン円が注目です。 ドル円100円のポイントはプライスアクションが顕著なゾロ目数値であるだけでなく、動画の中で説明をしているように、長期的なフィボナッチの戻し50%のレベルでもありました。 そのために一度100円を抜いた後でもみ合いに入っていましたが、最終的にその場所を抜いてきました。 一転して他の主要ペアを見ると、ユーロドルのようにドル買いへ向かっている通貨がある一方、ポンドやフランのように、ドルを売っている通貨もいます。 こういう時は、強い通貨を選んで円絡みペアを選択する方法もあり、動画ではフラン円を実例にトレード戦略例を作ってみました。 このペアは実在しない掛け算通貨ですが、それでもテクニカルが使えるのが相場の不思議なところです。 円絡みと聞くと、日本ではポンド円やカナダ円などのペア、外債でよく聞くブラジルのレアルや南アフリカのランドがありますが、円とそれらの通貨が直接取引をすることはありません。必ず間には米ドルが絡みます。あまり知られていないかもしれませんが、【円絡みペアは投機ペア】です。 動画で説明しているフラン円もいわゆる投機ペアですが、組み立ての元はドル円とドルフランです。その2つのペアが今はうまくシンクロした動きを見せているので、フラン円も動きがはっきりしています。 このように、クロス円は掛け算されているもとのペアをフォローする必要があるので、ある程度のトレード経験がある方に適したペアだということができます。 詳しくは【迷いが晴れるトレーディングガイド】で説明をしていますので、クロス円も視野に入れてトレードプランを検討されたい方は、ぜひ視聴してトレードペアの選択肢を増やしてくださいね。 それでは今週もHappy Trading ❢
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ポンド円(GBP/JPY)とテクニカル

ポンド円は実際に取引されている通貨ペアではなく、メジャー通貨のGBP/USD × USD/JPY (ポンドドル × ドル円)で算出される「掛け算ペア」であると別記事で述べました。 では実在しないペアにテクニカル分析は当てはまるのでしょうか? ポンドドルとドル円は取引規模が大きいので相場参加者がテクニカルポイントを意識して売買することが理解できますが、その二つを掛け合わせてできたポンド円はテクニカル分析と無縁であると考えても、不自然ではありません。 ところが実際のポンド円相場では、テクニカル分析が当てはまってしまうのです。下の図はポンド円の日足チャートにフィボナッチ・リトレースメントを当てはめ、エクステンションのターゲットがヒットした事例です。   実在しないペアでもテクニカルが当てはまるのは相場の不思議としか言いようがないのですが、現実としてポンド円でもテクニカルが使えることが見ていただけると思います。 ところでこのポンド円、欧米のプロトレーダー達は値動きの大きな「投機ペア」として位置づけ、「BEAST(野獣)」の俗称で呼ばれることもあります。 一日に500pip動くこともザラなポンド円は値動きが荒い分、ストップの幅を多めにとるような対応が必要になるだけでなく、掛け算の基であるポンドドルとドル円、両者の動きをフォローする必要があるため、相場に翻弄される可能性が高いペアであるといえます。 それでも、値動き幅が小さいロンドン時間以外にトレードせざるを得ない場合は、ポンド円のようにボラティリティーの大きいペアを使う場合もあります。このあたりは、トレーダーの生活様式によって選択することなので、何か正解があるわけではありませんが、ボラティリティーの大きなポンド円でも、基本的なテクニカルの指標が使えることを知っておくことで、トレードの選択肢を増やすことができます。  
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クロス円は実在しない

FX初心者が手を出しやすいペアにクロス円があります。代表的なものにユーロ/円(EUR/JPY)、ポンド/円(GBP/JPY)、オーストラリアドル/円(AUD/JPY)等がありますが、実はこれらのペアは実在しません。 基本的に機関投資家が取引をするのはUSDを介したペアのみで、それ以外のクロスペアクロス円を含む)は間にドルを介在させた「計算ペア」です。 例えば孤島の一部族だけが話す言葉を日本語に通訳する場合で考えます。この現地語の通訳が一人だけいるが、翻訳先は英語だとします。すると、この現地語を一旦英語に訳し、その英語を更に日本語へ通訳するという、2重通訳が必要になります。 現地語 →→(通訳1)→→ 英語 英語  →→(通訳2)→→ 日本語 同じように直接取引が存在しないペアを取引する場合は、常に間にドルを挟むことになります。例えば「ポンド/円(GBP/JPY)」を「買う」、つまり「円を売ってポンドを買う」場合には以下の流れになります。 円売り  →→(取引1)→→ ドル買い (USD/JPY ロング) ドル売り →→(取引2)→→ ポンド買い (GBP/USDロング) つまり、ポンド円(GBP/JPY)の買いポジションを10保有することは、ドル円(USD/JPY)を10、ポンドドル(GBP/USD)を10、合計20ポジションを保有することになります。 当然2重取引なのでスプレッドは高く、仮にUSD/JPY = 2 pip, GBP/USD = 3 pip であれば、USD/GBP = 5 pip となります。(なぜクロス円のスプレッドが高いか、お分かり頂けると思います) では基本ペアと計算ペアの値動きの関係ですが、大まかに以下の4つとなります。 USD/JPY 「↑」 × GBP/USD「↑」 = GBP/JPY 「↑↑」 USD/JPY 「↓」 × GBP/USD「↓」 = GBP/JPY 「↓↓」 USD/JPY 「↓」 × GBP/USD「↑」 = GBP/JPY 「→」 USD/JPY 「↑」 × GBP/USD「↓」 = GBP/JPY 「→」 もちろん 1 と 2 がツボに入れば大量のpipを稼げますが、 3 と 4 の場合はクロスペアが止まってしまいます。さらに厄介なのは以下のような場合です。 5.   USD/JPY 「→」 × GBP/USD「↓」 = GBP/JPY 「→↓」 つまりケーブル(GBP/USD)が走っている一方で、ドル円が足踏みして値動きが中途半端になる場合です。 こうした現象が起こる理由ですが、ケーブルはテクニカルポイント(例えばピボットポイントなど)まで距離がある一方で、ドル円のポイントまでは距離が近いような場合です。ケーブルはターゲットへ向けて走るも、USD/JPYがピボットで引っかかり、結局ポンド円GBP/JPYは冴えない値動きになるのです。 実際にポンド円のようなクロス円ペアにエントリすると、「ドル円」と「ポンドドル」2ペアの動きを追跡することになり、神経の消耗が2倍になります。つまりプレッシャーに負けて間違った決断をする可能性も2倍になるという事です。 成功を積み重ねて11%の勝ち組に入り続けるためには、確度の高いトレードを続ける事が欠かせません。このためにも「ドルが全て」の章で述べたように、ドル絡みから自身に相性の良いペアを2-3種類選び、そのペアのみで勝負するというスタイルをお勧めします。 「稼げるpipが大きい方が良い!」という思いも理解できますが、FXの強みはレバレッジを自分でコントロール出来る事です。仮にGBP/JPYで150pipをポジション10で目指すなら、GBP/USDで75pipをポジション20で目指した方が、勝ちの可能性は高くなります。
by TORU_COCOSTA