「物書きは、常に剣が峰を一人で荷物を背負って歩いているようなもの」。

著名な著者の方が、文章の腕一本で生計を立てていく中で残された言葉です。

読者の方の中にも、独立をして事業をされている方や、運用を生業としている人、自分の腕一本で生計を立てている人も多いかもしれませんね。

自分も、トレード教育という少し変わった事業を行っていることもあり、似た感覚を持つことがあります。

会社勤めをやめたときから、体は休むことがあっても、頭はずーーーーっと考え続けているような状態ですね。

ただ、そうすると集中力が落ちることがあり、瞑想をしたり解決の方法は様々試してきました。

その中で分かったことは、私達が抱える心配事やストレスは「入り口に蓋をすれば解決する」ということでした。

少し話が突飛になりますが、この仕組みはビットコインのメモリープールに似ています。(逆に分かりづらかったらスミマセン)。

ビットコインでは、1回の活動で処理をできる取引の数がおよそ決まっています。

多すぎる情報量がネットワークに入ると処理しきれなくなり、未処理分は「メモリープール」に積まれます。

そして取引数が減少してくると、余ったキャパシティで積まれた未処理取引を処理していくのです。

この仕組が、私達が生活を快適に送る上でのヒントを教えてくれているように感じます。

例えば、少し前から「SNS疲れ」を耳にすることが多くなりました。

繋がっている知り合いが365人いれば、一年に一回の記念日さえも、毎日通知で飛んできます。

相手は365人、自分は一人。でもなぜか「周りは楽しそうなのに自分は記念日が無い」と感じる。

すると、その365人に遅れを取らないよう、活動や写真をアップしてしまい、続けるうちに心の休まりが無くなってくるそうです。

これを解決する方法はSNSを止めるか、一時的に距離を取る時間を作ることですよね。

私達の心は、処理できる感情の量が、ある程度決まっているのかもしれません。

だから、感情を伴うような情報が多く入りすぎると処理をしきれなくなり「メモリープール」に積み上げられてしまう。

ただ、それを処理することが出来なければ、積み上がる一方になり心身のバランスが崩れてしまう。

ではどうすればよいかと言えば、感情を伴うような情報に疲れてきたら、意図的にストップしてやると良いようです。

自分は、ちょっと入ってくる情報が多すぎるなと思ったときには、目を閉じて「止める・止める・止める」と呪文を唱えます(笑)。

それで入ってくる情報を止めて、考える神経リソースを「メモリープール」に積み上げられた感情情報の消化に回すことをイメージします。

自分の場合は、何もしていないと損した気になることがあるため、「何もしていないこの時間でメモリープールを消化している」と自身を納得させるのです。変人ですね(笑)。

今はどんな情報でも簡単に手に入るが故に、「情報を選ぶ時代」と言われています。

ただ、より良く生きるには「情報を止める技術」を持っていても、悪くはないかもしれませんね。


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木徹(ささきとおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名超の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「BitcoinGeekend」では購読者が2,800名を超える。株式会社ファム代表取締役。