大学入学共通テストで英語の記述式問題が中止になりましたね。

参考:大学入学共通テスト 記述式問題 導入中止の法案提出 野党4党
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191114/k10012177511000.html

一連の騒動を見ながら、少し自分が感じたことを書いてみたいと思います。

ちょっと自分も、共通入試問題になぜ記述式が入ることになったのか経緯をよく知らない部分はあるので、そこは勘弁頂きたいと前置きを置いた上で。

おそらく使える英語を身につけるためには、書いたり話す力を付けなければ~というところが原点だと思うんですよ。

でもね、文章を読み解く力さえ付けば、話す力も聞き取る能力も勝手に上がります。

だから、名前が共通テストである以上、普通に読解力を確認すれば十分なのです。

もっと言えば、世界英語のスタンダートである米国の大学を受けるためには、絶対にTOEFLを避けて通れない。

https://www.ets.org/toefl

教育の目的って、生徒の選択肢を増やすことだと思うんですよ。

だとすれば、海外の大学で学びたいとなったときに、その選択肢を準備しておいてあげることに特化すれば良いのでは無いかと。

海外に行かなければどうなんだって?いやTOEFLのスコアを取るための勉強をしていれば、生半可じゃない英語力付くから大丈夫ですw。

今の英語教育を巡るゴタゴタって、絶対に一つにならない「英語を学ぶ目的」をもちよって決めようとしてるから無理があるんですよね。

正直、英語を学ぶ目的ってバラバラです。100人いたら20通りくらいある。

そう、みんな違うんですよ、目的が。

本音の部分では、「もっと稼ぎたいから」とか、「話せる姿を見せてモテたい」とか、「日本なんかで終わるか」とか、「外人のカレシ作りたい」とかなんです。

それで良いんですよ。人間が自ら行動を起こすのって、自分の欲望を満たしたいときか、危険を避けるときだけなのですから。

なのに、英語を学ぶ目的を「国際人を育てる」とか「海外で通じる人を」とか「ネイティブに引けを取らないコミュニケーション力を」とかに寄せようとするから無理がある。

学ぶ方は、そんなこと求めてないんですよ。

じゃあ、どこに基準を置けば良いのかという話になるわけだけれど、学校教育が目的にするなら、やはり先々の教育を受ける選択肢を広げることではないのかなと思うわけです。

別に米国の大学に行かなくても、いまはオンラインで好きなことを学べる時代です。

でも、基礎的な読解や構文などは理解してないと太刀打ちできない。

じゃあ、そのスタンダードはどこに置けば良いのかと言えば、それはもう英米の大学で就学に耐えることに一本化すれば良い。

つまり、その合否基準になるTOEFLとIELTSのスコアを取ること。そこに今の学校英語は一本化してしまえば良いのでは無いかと。

もちろん、今の教職員の方がTOEFLとかIELTSのスコアを持ってないからという話もあるでしょう。

でも、先生がスコアはボロボロだって良いんですよ。教えている生徒達のスコアが上がれば良いだけの話。

つまり、先生の評価は受け持っている生徒達のスコアが上昇している度合いで評価すれば良いんです。

先生が話せたりすることなんて関係ないんです。子供の能力向上。それ以外にベンチマークを置く意味は無いわけで。

すると、片田舎の誰も聞いたことの無いような学校から、突然全国でトップのスコア上昇率が出てきたりするわけですよ。

まったく出世コースから外れていた教員さんが、実はとんでもないメソッドを持ってて子供達のTOEFLスコアが爆上げしたりする。

最高じゃないですか?そこには大人の事情も、忖度も、なんとか委員もない。

あるのは実力のみ。それこそ今の日本が決定的に欠けている考え方ではないのかなと。

で、TOEFL/IELTSを目的にすると、帰国子女にも良いわけです。

うちの子供も3歳から4年ほど米国にいたわけですが、そりゃ普通に結構な分量の本も読んだりするわけです。

だから普通に学校のテストは出来るわけですが、そんなところで満足されてたら親としては「ちょっと待て」という話になるわけです。

楽なハードルを越えたって本人のためにはならないわけで、ならば誰もが公平に能力を評価されるTOFL/IELTSの勉強ができれば良いなと。

だって帰国子女でも、本気で勉強しないとスコア取れないですよ。あれ。

逆に発音だけそれっぽくても、文法の構造とかを固めてないと、簡単に中身が抜け落ちてしまう。そんな帰国子女も多いわけです。

それがスコアで全部分かってしまう一方で、義務教育から始めた生徒だって、真剣にやれば抜き去れるわけです。

そして、その英語力は絶対に嘘をつかない。

英検が駄目とは言いません。学校の教育がぁとか言うつもりもないです。

良いところはありますよ。でも、目的を一つに絞ってしまったほうが最短距離でスコアは伸ばせる。

子供の将来?夢?

そんなのは子供達に決めさせれば良いんですよ。だけど基礎力が無ければ、いくら絵を描いても餅にならない。

大人は、その選択ができる能力を付けさせてやる。それだけで十分なのではないかなと。

だからこそ、もう今の学校教育はシンプルにTOEFLとIELTSのスコアを取る目的一本に絞ってしまえば良いのではないかなと感じました。

最後にこのツイートだけ貼っておきます。

英語なんて通じれば良いんですよ、下手だろうと何だろうと。ノコノコ相手の「ネイティブ」という無理な土俵に乗る必要はない。

自分しかない得意分野があれば、出てくる言葉は自ずから光を放ちます。

それは表面的な言葉より、遙かに相手に刺さる。

だって、それは「あなた」にしか出せない光だから。

そこに至る為に必要な英語は、単にツールでしか無いんです。

ツールなのであれば、既に世界で完成されたスタンダードを使えば良い。それだけの話かなと思ったので、書いてみた次第です。

たまに若い世代の人と話すけど、日本の若者、優秀ですよ。メチャクチャ頭が良い。

大人が考えるべきは、「何をしてやろう」じゃ無いんです。

「邪魔をしないこと」。

これだけですね。


佐々木徹 (ささきとおる)
佐々木徹 (ささきとおる)

佐々木 徹(ささき とおる)・・・トレード教育者。暗号通貨・コモディティ・為替まで取引方法が学べる「ココスタ」の運営責任者であり、トレーダー、起業家、マーケティング戦略家。4,000名程の受講生をもち、「時間と収益を自分で作り出す人を増やす」をライフワークとする。「ビットコイン・ブロックチェーンスクール」では投資部門担当。英語圏向けYouTubeチャンネル「Bitcoin Geekend」では購読者が2,700名を超える。株式会社ファム代表取締役。

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