米雇用統計、FXに多大な影響を与える指標発表が2日後に迫った今、ドル円と米ドルインデックスの比較から見える「違和感」とは、どのようなものなのでしょうか?
米ドルインデックスとの乖離
5分足や1分足での取引をする場合でも、やはり日足の存在感は無視できないもの。
そこで日足でドル円と米ドルインデックス(以下DXY)とを並べてみました。
ローソク足がドル円、バーチャート(細い方)が米ドルインデックス(DXY)です。
今年の5月(May)頃までは二つとも仲良くダンスをしていたのが、それ以降は仲違いをしているようです。
ドル円はどうにかホールドしているものの、DXYは米ドルに見切りをつけてしまったような大胆ダイブを見せています。
2者が袂を分かっていることに、明らかな違和感を覚える方もいるのではないでしょうか?
もちろんDXYは「たった一つ」の材料でしかないですが、それでも単純に「何かおかしい」です。
この先どうなるの?
では、この先のドル円は上がるのでしょうか?下がるのでしょうか?
残念ながら、その結果については相場の神様以外に知りようがないことではあるものの、以下3つのパターンのいずれかには収まりそうです。
① ドル円が下げてDXYに追いつく
② DXYが行き過ぎを修正して戻してくる
③ 離れたままズルズルと行く
いずれにしろ、ドル円のロング派には歓迎したくない状況になっていると感じる人の方が多いかもしれないですね。
さて雇用統計ではどちらに動くか、お楽しみです。
ハッピー・トレーディング!
追伸:
こちらの記事で書いたことは、米ドルインデックスとの比較という一本の線のみを使っています。
ここに円のポジション比率を載せて、過去のピークと比較をしていくことで、ずいぶんと明瞭な全体像を把握することができます。
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